今回は、永松茂久さんの著作「人は聞き方が9割」の紹介を行います。
永松茂久さんは、「元たこ焼き屋」で、「一流の人材を集めるのではなく、今いる人間を一流にする」というコンセプトで人材育成を行ってこられました。
自身の経験を基に、現在は出版業に主に携われ、講演も行っているそう。
この本を読むと:
「最高の聞き手」になることができ、
コミュニケーションの質を格段に上げられる。
- より他人と楽にコミュニケーションをとれるようになる
- 「聞く」ことでニーズの高い存在になれる
- 具体的な話の「聞き方」が身につく
【オススメの人】
・自分から話すのが苦手で、コミュニケーションに不安がある人
・ついつい話し過ぎてしまい、後で反省会を開いてしまう人
・パートナー等から、「話聞いてる?」と指摘されたことがある人
話すのが苦手な人にも、逆に話し過ぎてしまう人にもおすすめの本だワン。
では、内容を見ていきましょう~!
本の概要
著者紹介
著者:永松茂久(ながまつ・しげひさ)
株式会社人財育成JAPAN代表取締役。大分県中津市生まれ。
2001年、わずか3坪のたこ焼きの行商から商売を始め、2003年に開店したダイニング陽なた家は、口コミだけで県外から毎年1万人を集める大繁盛店になる。
自身の経験をもとに体系化した「一流の人材を集めるのではなく、今いる人間を一流にする」というコンセプトのユニークな人材育成法には定評があり、全国で多くの講演、セミナーを実施。「人の在り方」を伝えるニューリーダーとして、多くの若者から圧倒的な支持を得ており、講演の累計動員数は延べ45万人にのぼる。
2016年より、拠点を東京麻布に移し、現在は執筆だけではなく、次世代育成、出版コンサルティング、イベント主催、映像編集、ブランディングプロデュースなど数々の事業を展開する実業家である。 著作業では2020年、書籍の年間累計発行部数で65万部という記録を達成し、『人は話し方が9割』の単冊売り上げで年間ランキング1位を獲得(日販調べ、ビジネス書)。
著書に『人は話し方が9割』『喜ばれる人になりなさい 母が残してくれた、たった1つの大切なこと』(すばる舎)、『在り方 自分の軸を持って生きるということ』(サンマーク出版)、『40代をあきらめて生きるな』『30代を無駄に生きるな』『20代を無難に生きるな』『影響力』『言葉は現実化する』『心の壁の壊し方』『男の条件』『人生に迷ったら知覧に行け』(きずな出版)、『感動の条件』(KKロングセラーズ)など多数あり、累計発行部数は240万部を突破している。
「仕事も人間関係もうまくいく放っておく力」より引用
飲食業から出版業まで、多彩な経験をされてる方なんだね。
永松茂久(ながまつしげひさ)公式サイト | 人財育成 | 出版 | ビジネス支援 (nagamatsushigehisa.com)
上記のリンクをクリックして下にスクロールしていくと、永松茂久さんの紹介動画が掲載されています。
その動画では、
- 永松茂久さんが3坪からはじめたたこ焼き屋や、ダイニング陽なた家の様子
- 出版事業開始や講演会の様子
等についてまとめられていますので、ぜひ視聴してみてください。
この動画を見るだけで、永松茂久さんの熱い人柄がつたわってくるワン。
本の構成
この本は、4章で成り立っています。
第1章 なぜ「聞く人」はうまくいくのか?
第2章 人に好かれる人の聞き方
第3章 嫌われない聞き方
第4章 「また会いたい」と思われる人の聞き方
全体を通して38個の「聞き方のコツ」が掲載されています。
コツの内容をまとめたイラストも挿入されており、視覚的にも内容が分かりやすいです。
本の基本情報
出版社:株式会社すばる舎
ページ数:159ページ
発行日:2021年12月22日
レビュー・感想
「聞く」ことの重要性
私は今まで正直、「話を聞いてばかりの自分」にコンプレックスを持っていました。
たくさん自分の話をしてくれたり、笑わせてくれる人を尊敬していて、自分のことをつまらない人間だと思っていたんです。
でも、この本を読んでコミュニケーションの中で「聞く」ということがいかに重要か分かり、自分の存在価値が認められたような気がしました。
もっと「聞く力」を伸ばしていきたい。そう強く思えました。
「質問の方法」については言及ない?
聞くことの重要性や、聞いている最中にすべき姿勢や態度についてはよくわかりましたが、
「話を広げる具体的な質問の仕方」への言及はあまりありませんでした。
それを学びたいと思ってこの本を読むと、少しギャップがあるかもしれません。
「聞く姿勢がつくる肯定的な雰囲気づくり」に重きを置いて説明されています。
エピソードが面白い
本文中には、永松茂久さんが経験したエピソードも盛り込まれています。
どのエピソードも、永松茂久さんの情熱とまっすぐさが伝わってきます。
(なんだか上から目線な言い方ですが、そういう意図はありません🙇)
特に面白いなと思ったのは、「魔法の傾聴は居眠りから生まれた」というエピソード。
魔法の傾聴!?居眠り?どんなエピソードなのか気になる方は、ぜひ読んでみてくださいね!
印象的な箇所
実際に本文を読んで、心に残った箇所を3つ厳選しました。
聞く姿勢に表れる人間力
大切なことは、そうした利害関係のある人より、直接的にはメリットが見えない人に対してどう話を聞くことができるかなのです。
「人は聞き方が9割」より引用
利害の有無に関係なく相手の話を聞く姿勢に、人間力は表れるということだそうです。
私は、誰に対しても真摯に話を聞けているだろうか?思わず自問してしまいました。
話を聞く=敬意を払う。
人間関係を築く上での重要なポイントだワンね。
誰からも学びを得る
後輩にわからないことを質問できる先輩は好かれる
「人は聞き方が9割」より引用
分かって当然のことを、後輩に何でも聞くのは、信頼を失う行為かもしれません。
でも、自分をより良くするために、立場関係なく相手から学ぼうとする姿勢はすごく大事ですよね。
確かに、先輩に質問されたら、嬉しいかも……
頼られた、という実感は、相手の自己重要感を高めるワン。
安心感を与えられているか
どんなに間違ったとしても、温かく周りが聞いてくれる、という確固たる安心感を持つと、どんな人でも話せるようになる。
「人は聞き方が9割」より引用
相手が話してくれない、ではなく、自分が話せる環境を作っていないだけではないか、振り返ろうと思えました。
わかる。この人、僕の話に興味ないとか、否定的だなあって思った瞬間、しゃべれない。
自分は相手に安心感を与えられているのか、今一度振り返るといいワン。
まとめ
ここまで永松茂久さんの著作「人は聞き方が9割」の紹介を行ってきましたが、いかがだったでしょうか。
私はこの本を読んで、他人に安心感を与えられる存在になりたいと強く思えました。
他人とより良いコミュニケーションを取れるようになりたいと考えている方に、とってもおすすめの一冊です。
以上、閲覧いただきありがとうございました(*^^*)