今回は、武田友紀さんの著作 「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本 の紹介を行います。
この本を読むと:
繊細な人がより良い日常を送るための工夫や技術がわかり、
繊細なありのままの自分を大切にできるようになる。
- 繊細さんの良い面がわかる
- 刺激に対する具体的な対策がわかる
- 自分の本音を知る方法が分かる
【オススメの人】
・他の人よりも、傷つきやすい、悩みやすいと感じる人
・繊細な自分を責めてしまう人
・自分がHSPかなと感じる人
では、内容を見ていきましょう~!
本の概要
著者紹介
著者:武田友紀
日本で数少ないHSP専門カウンセラー。大手メーカーで研究開発に従事後、分析力を活かしてカウンセラーに転身。
Amazon 著者情報より引用
自身もHSPである。HSPの心の仕組みを応用したカウンセリングが評判を呼び、日本全国から相談者が訪れている。
↑武田友紀さんは、上記リンク先「繊細の森」というwebサイトを立ち上げたメンバーの1人です。
プロフィールに、メーカーの商品開発部の社員から、現在のカウンセラーになるに至った経緯も書かれています。
会社での激務を経て休職期間があり、その時に、繊細な気質を持つ自分の力を活かせる仕事を模索されたそうだワン。
構成
第1章 繊細さんがラクになれる基本
第2章 毎日のストレスを防ぐカンタンなワザ
第3章 人間関係をラクにする技術
第4章 肩の力を抜いてのびのび働く技術
第5章 繊細さんが自分を活かす技術
- 繊細さんとはどのような性質をもった人なのか?という説明
- 普段の「刺激」から自分を守る、手軽にできる工夫
- 人間関係をラクにする・肩の力を抜いて働く・自分の力を活かすための3つの技術
について書かれています。
基本情報
ページ数:240ページ
発行日:2018年7月25日
レビュー・感想
繊細なまま、より前向きに生きる方法を教えてくれる
武田友紀さんは、「繊細さを治す」のではなく、良い面にもスポットライトを当て、そのままで生きることの大切さを繰り返し述べています。
繊細な気質のポジティブな面に気付け、より自分のことを好きになれるでしょう。
優しい雰囲気の文章で読みやすい
武田友紀さん本人がHSPということもあり、文章に温かみがあり、心にすっと入ってくる感じがします。
言葉のチョイスの一つ一つに、優しい雰囲気を感じます。
内容を読み進めるうちに、いつの間にか癒されているような、そんな感覚がありました。
繊細さんストーリーを読める
武田友紀さんが実際にカウンセリングを行った、繊細さんの具体的なエピソードも掲載されています。
- 人の気持ちを感じすぎる
- 音が気になってしまう
- 自分の感性はおかしいと感じる
- 人がたくさんいる場は苦痛
自分と同じようなことで悩んでいる人もいることが分かり、1人じゃないと思えます。
内容は易しめ
非常にわかりやすい内容なのですが、その分、専門的な知識を求める人が読むと、易しすぎると感じるかもしれません。
HSP、繊細さんについて知りたい!と思う人が最初に読む本としておすすめです。
印象的な箇所
実際に本文を読んで、心に残った箇所を3つ厳選しました。
繊細さんの強み
自分の周りにある「いいもの」に気づき、深く味わう。まわりのものや人から嬉しさをもらって、身も心もふっくらする。
「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本
繊細さんだからこそ、日常の「いいもの」に気付き、深く味わうことができる。
繊細さんは、自身のネガティブな面にばかり目が行ってしまいがちですが、このようなポジティブな一面も大事にしたいですね。
「ふっくら」って素敵な表現だね。
自分にしか感じられない感動や喜びを、味わいつくそうワン。
キライな相手は避けていい
キライな相手は避けていいし、可能ならその人の相手は誰かに任せる方が、お互い幸せな時間が増えるのです。
「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本
キライという気持ちを置いておいて、無理やりより良い関係を築こうとしてしまうこともありますよね。
でも、たいてい自分のパワーをかなり消費してしまう。
「お互いの幸せな時間を増やすため」と思い、そういう相手に時間を割くのはやめようということです。
実際、キライという気持ちを持ちながら頑張っても、うまくいかないことが多いよね。
意外と、その気持ちは無意識レベルで伝わってしまっているワンね。人間関係も、無理しないことが大事だワン。
自分の本音を大切にする
繊細さんが、自分のままで元気に生きる鍵。それは、自分の本音―「こうしたい」という思いを、何よりも大切にすることです。
「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本
おそらく、自分がHSPではないかと考える人は、自分の気質や本音を押し殺してしまいがちなのではないでしょうか。
「普通の人」とは違う自分を責め、自然に湧いてくる心の声を無視してしまう。
でも、武田友紀さんは、ありのままの自分を生きることが、心を元気にすることに繋がると言います。
僕の本音って、なんだろう……
まず自分の本音を見つけるワンね。少しずつ自分の軸を太くしていって、多少のことでは揺るがない、自分の軸をつくっていこうワン。
まとめ
ここまで武田友紀さんの「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本の紹介を行ってきましたが、いかがだったでしょうか。
私はこの本を数年前に買っていて、当時購入した帯には「15万部突破」と書かれていたのですが、現在は60万部を突破しているようです。
長く、色んな人に読まれ続けている本なのですね。
繊細な気質な気質を持ったまま、ありのままの自分で生きていこうと思えるおすすめの一冊です。
以上、閲覧いただきありがとうございました(*^^*)